2023年6月30日更新
令和5年度の京都府私立中学高等学校保護者会連合会の会長に就任いたしました、東山中学高等学校保護者会(東山会)の 中山 信一郎 と申します。
3年以上続いたコロナ禍により、我々を取り巻く環境は大きく変容しました。見慣れたマスク姿や様々な自粛措置に限らず、我々の考え方・モチベーションまでも委縮・内向きにさせてしまうものでした。 先行きが見えない不安と、行き場のない不満が綯い交ぜとなり、「〇〇になったらどうしよう」「迷惑になったらいけない」「だから全ての指針/ルールは誰かが決めて欲しい」…という後ろ向きの考え方、主体性が持てず責任を負いたくない姿勢や諦めが私達の心を弱め、受け身にしてしまったように思います。
私学には「建学の精神」があります。各私立学校は独自の建学の精神に基づく個性豊かな教育研究を行う機関と位置付けられ、多様な人材を育て、社会に送り出していく目的を有しています。そしてそれぞれの地域や歴史に根差した個性豊かな教育活動が、強い意志を持って今日まで積み重ねられてきました。 前述のコロナ禍だけでなく、自然災害・世界経済/金融危機・国家間の争い等々、予測不能な時代の波に呑まれて、後ろ向きな考え方に捉われがちな昨今、我々大人が、今一度建学の精神を学校と共有し、何を求め、何をすべきなのか、自らの意思と自律を持って明るい未来社会を希求する想いを再構築し、多くの若者たちと様々な可能性を語り、お互いの夢の実現に向けて共に汗を流すことが出来る“格好良い元気な大人”に再生することが出来れば、必ずや子供達も、その背中を見て健やかに育ってくれるのではないでしょうか。
未来を創る若者が、社会貢献と自らの夢実現に向けて、公立だけでなく特色ある私学教育を選択できる環境作りに、心強い 13 名の役員と共に尽力してまいりたいと思います。 皆様のご理解とご協力をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
保護者会連合会 会長
令和5年度(2023年度)の京都府私立中学高等学校保護者会連合会の行事予定です。